古民家をまちづくりに活かす
そわか楼
そわか楼は、かつてほうき屋を営んでいた事業家の別荘として建築、築〇年を超える古民家建築です。鞆城跡のふもとに立地し、建物からは鞆港の全景が見渡せるほか、晴れた日には対岸の四国山脈の山並みを望むことができます。
この建物も、かつては空き家として荒れ果てていました。それを松居秀子さんが買取し、改修して宿泊施設化したのが「そわか楼」です。「そわか」というのは仏教用語の一つで、願いの成就を祈る言葉とされています。
建物は2階建てで、1階には寝室と風呂などの水回り、2階には和室が1間あり最大4名の宿泊が可能です。2階には展望デッキも設けられており、屋外で瀬戸内海を見ながら喫茶を楽しむこともできます。水回りは現代風に改修しつつ、内装はかつて居住者が使っていたアップライトピアノを残すなど、そこかしこにかつての面影を敢えて残す形にしています。
そわか楼の宿泊運営は鞆まちづくり会社が担っており、以下web経由での宿泊予約も可能です。食事は「御舟宿いろは」をはじめとして、鞆の浦の飲食店で楽しむことができます。
町をそぞろ歩きしながら、その日の気分や好みに合わせて食事場所を決めていく、鞆のまち全体を楽しむ宿泊施設として、そわか楼へお泊り頂ければと考えています。